こんにちは、ことねこです。
GWもあっという間におわってしまいましたね。
皆さんはどんな風に過ごしましたか?
外出こそできませんでしたが、個人的にはマンガをたくさん読めてとても充実した休みになりました。
過去に読んだ作品もいろいろ読み返したりしていたんですが、良作は何度読んでも良作ですよね。
良作は骨身に沁みます。
そんなことねこの骨身に沁みた作品をご紹介したいと思います。
本日ご紹介する作品は、
昭和元禄落語心中/雲田はるこ
あらすじ
満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎(よたろう)。
娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。
昭和最後の大名人・八雲(やくも)がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。
弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?
(引用:Amazon)
作品情報
『昭和元禄落語心中』は、講談社「ITAN」で2010年零号から2016年32号まで連載されていた作品です。
コミックスは、全10巻ですでに完結しています。
2014年に第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第38回講談社漫画賞一般部門、2017年に第21回手塚治虫文化賞新生賞と数々の賞を受賞しています。
2016年冬、2017年冬にはテレビアニメ化、さらに2018年にはテレビドラマ化もされている大変人気の高い作品です。
作者は、雲田はるこさん。
『昭和元禄落語心中』以外では、三浦しをんさん原作の『舟を編む』の単行本の作画を手掛けています。
作品の見どころ
情感たっぷりに描かれる人間模様と落語が素晴らしく、読者の心を惹きつけてやまない作品です。
思わず息を呑むような展開や描写はとにかく圧巻というほかありません。
漫画というエンターテイメントの中に、さらに落語というエンターテイメントが描かれているという贅沢極まりない作品です。
感想 ネタバレあり
八雲には、良くも悪くも人を惹きつけて人生を狂わせてしまうような魅力がありますよね。
ストイックで人前で弱さを見せたりしなくて気難しいんだけど実は情に脆いとか…めっちゃ好きなやつー!
そんな人がそばにいたら…そりゃ人生狂うよね。
そして人の心はとても複雑で、簡単に言い表せたり割り切れるものではないんだなって改めて感じました。
いろんな感情が渦巻く中、それでもたくさんの人たちと情で結びついていく。
それが人生に彩を添えていくのかもしれませんね。
とても綺麗ですてきな幕引きを見ることができて感無量でした。
おわりに
本日は、『昭和元禄落語心中』をご紹介させていただきました。
こういう人情味あふれる作品を読むと、どんな人にも愛情を持てそうな気がしてきますよね。(まぁ、気がするだけでできないんですけどね…)
この作品が気になった方、アニメやドラマだけしか観てないという方はぜひこの機会に読んでみてはいかがでしょうか。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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